千船病院と次世代医療研究会のHAPPY&HEALTHYになる取り組み
“次世代医療研究会“と聞いてピンとくる方は少ないかもしれません。
私もそのひとりでした。
要約すると、早稲田大学創造理工学部教授 古谷 誠章(ふるや のぶあき)先生率いる早稲田大学古谷研究室と大成建設株式会社と連携して、医療建築の現状を研究しつつ、次世代の医療空間の提案を行う産学共同プロジェクトです。このプロジェクトと千船病院が共創しまちづくり・地域の活性化や職員にとって働きやすい環境づくりを目的としたものになります。
つまり、病院内外をハッピー(幸せ)&ヘルシー(健康)にしよう!という取り組みです。
きっかけは、当院のリハビリテーション科科長 村田尚寛 が横浜市立大学へ出向した際に、まちづくりや空間のデザインに取り組んでおられた大成建設の方と意気投合したことが始まりです。
当院も以前から方針として、地域の方に選んでもらえる病院づくりに取り組んでいたタイミングで、地域と距離を縮める取り組みをしている当該団体「次世代医療研究会」を紹介いただいたことがきっかけとなります。

(福ハッピーフェスタ)

(キッチンカー・物販)
次世代医療研究会は、病院を中心として健幸になるまちづくりを目指しており、病院と地域がつながるキッチンカーや福ハッピーフェスタといったハッピーな取り組みをもっと地域に広めたいというのが根本にあります。そのためには、いりょうのひろばなど病院内で有効に使い切れていない空間を活用することで、もっと取り組みを広められるのではないか、それによりハッピーとヘルシーをより高めることができるのではないか、、ということでアイディアを出してもらいながら協力して活動しています。
その中でも、最近の取り組みを2つご紹介します!
1)本棚アート・壁面アート

(本棚アート)

(壁面アート)
→地域の方たちとの関わりの場をつくることと、何もない空間を地域の方に心地よく使ってもらったり親しみを持ってもらうことを目的とし、当院の講堂にて制作しました。
当日は、ひよっこのお子さまのほかに患者さまやキッチンカーに来られた方々など、幼児から90歳の方まで多くの方が手・足・筆で自由に描かれました。
現在はいりょうのひろばにて展示しておりますので、ぜひご覧ください。
2)職員が過ごしやすい空間を作ろう、ということで現在取り組んでいるのが、職員空間リノベーション(仮)。
→当院にて早稲田大学と大成建設の方々とグループワークをしました。
模型を使用し、職員にとって最善なリラックスできる空間ができないかと試行錯誤を重ねました。こちらは現在途中段階で、今後実装へ移っていく予定です。
これからもさらにさまざまなことに取り組んでまいります。お楽しみください!
取材・文:千船病院広報室 写真:奥田信也・千船病院広報室