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研修医・専攻医募集 ― 初期研修医募集

臨床研修プログラムについて

臨床研修プログラムについて

円錐切除術

千船病院は2019年12月20日にNPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)の卒後臨床研修評価を受審しました。認定期間は2024年までの4年間です。

サーベイヤーの方からは「研修医にとって多くの実践や、それに伴うフィードバックの場を設けるなど、研修医の育成に病院全体で取り組む体制を構築している。」「臨床研修について、患者へのアンケートを実施し、また研修医のインシデントレポートの提出を積極的に促すなど医療安全への取り組みも他の規範となっている。」「これまで98名の修了者がいる中で手厚いサポート体制により中断者がいないことも高い評価に値する。」といった評価をいただきました。

一方で、研修管理委員会の決定事項の周知、臨床研修修了証への研修施設・期間の記載、シミュレーションの研修の段階の周知方法、指導者の評価表の改定などについては今後の課題として指摘されました。

ご指摘いただいた項目を一つ一つ改善し、より良い臨床研修病院を目指してまいります。

研修方式

特定非営利活動法人卒後臨床研修評価機構

スーパーローテート方式により2年一環で厚生労働省の定める研修を行う。尚、当院は基幹型臨床研修病院であり、精神科と地域医療のみ他施設で研修を行うが、選択科を含め他の全ての研修を当院において行う。

●研修方式(2019年度以前に採用の研修医)

必修科 内科・救急・地域医療
病院必修科 外科・精神科
選択科 小児科、産婦人科、麻酔科、病理診断科・整形外科・泌尿器科・脳外科・眼科・耳鼻科・皮膚科・放射線科

2年間で内科6ヶ月、救急部門3ヶ月、外科1ヶ月、精神科1ヶ月、地域医療1ヶ月を研修し、残り12ヶ月が選択科となる。
1年目の選択科は、病院必修科(外科、精神科)に加え、小児科、産婦人科、麻酔科から選択し、2年目の選択科は必修科と病院必修科に加え、小児科、産婦人科、麻酔科、病理診断科、整形外科、泌尿器科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、眼科、放射線科、皮膚科の12科と地域保健を加えた科から選択する。

●研修方式(2020年度以降採用の研修医)

必修科 内科・救急・地域医療・外科・精神科・小児科・産婦人科
病院必修科 麻酔科
選択科 病理診断科・整形外科・泌尿器科・脳外科・眼科・耳鼻科・皮膚科・放射線科

2年間で内科24週、救急部門12週、外科8週、小児科4週、産婦人科4週、精神科4週、地域医療4週を研修し、残り約40週が選択科になります。千船病院ではプログラムの特色として、選択科を約40週と長めに設定しております。この選択科研修では必修科と病院必修科(麻酔科)に加えて、病理診断科、整形外科、泌尿器科、脳神経外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、放射線科と地域保健から選択することとしています。

当院における研修の特徴

1救急医療について
救急当番として2年の全期間研修する。特に救急部門の3ヶ月間は麻酔科において、気管挿管などの救急蘇生術を研修する。
2内科研修
総合内科、循環器、消化器、糖尿病内分泌代謝、呼吸器、脳神経、腎臓(透析含む)を幅広く6ヶ月間研修する。
3小児科研修・産婦人科研修
小児科研修、産婦人科研修においては多数の分娩と、周産期医療を研修する。
4外科、麻酔科研修
心臓外科疾患以外の多岐に渡る症例の手術症例を経験する。
52年間でほぼ全ての病院施設を研修
2年間で各病棟、外来、各検査室、処置室、手術室のほぼ全ての病院施設を研修する。
6実地研修
ベッドサイドテクニックを重視した実地医療を研修する。

研修基本プログラム

希望に応じた研修プログラムを組める

ローテートは入職前と1年次終了前に希望を調査し次年度のローテートを研修医の希望にできるだけ沿った研修プログラムが組めるよう、途中での選択科の変更には柔軟に対応しています。

研修例(2024年度)

1年次
24週 内科 救急外来
(日勤帯)
副直
(必修)
8週 外科 副直
(希望者)
4週 小児科
4週 救急(救急診療部)
4週 救急(麻酔科)
4週 麻酔科
2年次
4週 地域医療 当直
(必修)
4週 産婦人科
4週 精神科
36週 選択科

※1年次、2年次の中でのローテーション順序は各々異なる。
※小児科・産婦人科・外科・救急の副直は希望者のみ研修する。
※麻酔科は救命蘇生術を研修するため2年間で必ず8週以上は研修する。
在宅医療を含めた地域の診療所研修(開業医)とへき地の病因研修の2つの地域医療研修プログラムから選択でき、それぞれの医療現場を経験する。

協力型臨床研修病院および
研修協力施設での研修

協力型臨床研修病院および研修協力施設での研修

精神科の研修は協力型臨床研修病院のさわ病院、ありまこうげんホスピタル、白井病院で行う。
地域医療の研修は研修協力施設である地域の診療所(千船クリニック【当院関連施設】、北野クリニック、福田診療所、波津診療所、くぼたクリニック、あずみクリニック、あかぎ小児科、近藤産婦人科、森川医院、ファミリークリニックあい、ファミリークリニックなごみ、やすみつクリニック、歌島上田クリニック、小林診療所、大英診療所)と、へき地の病院(公立神崎総合病院)の2つの地域医療プログラムから選択し研修する。

2025年度臨床研修プログラム(pdf)

プログラムの管理運営体制

本プログラムは病院長を委員長とする研修管理委員会によって管理・運営される。 プログラム参加施設については下記の通りである。

基幹型臨床研修病院
社会医療法人愛仁会 千船病院
協力型臨床研修病院
社会医療法人北斗会 さわ病院
医療法人寿栄会 ありまこうげんホスピタル
医療法人白卯会 白井病院
研修協力施設
千船クリニック・北野クリニック・福田診療所
波津診療所・くぼたクリニック・あずみクリニック
あかぎ小児科・近藤産婦人科・やすみつクリニック・歌島クリニック
小林診療所・大英診療所
   森川医院・公立神崎総合病院
ファミリークリニックあい・ファミリークリニックなごみ

研修管理委員会

研修管理委員会の役割

  • 本プログラムによる研修医の臨床研修目標の達成に責任をもつ。
  • 研修医の採用選考、研修カリキュラムの検討、研修指導医の決定を行う。
  • 研修施行に関する各施設および診療科への連絡、指導を行う。
  • 研修結果の評価と認定の指導を行う。

指導体制

研修開始時に病院長は一貫した指導、評価が行われるよう配慮する。委員会はあらかじめ研修医の希望をもとに研修コースおよびローテーション科を決定する。研修開始時に当該科責任医長が全般的な研修指導を行い、研修指導医(原則として学会専門医で7年以上の臨床経験を有する医師)が直接実地の指導を行う。研修指導医が主治医となり、研修医は(主担当医)としてその指導の下に研修を行う。

定員

公募の有無及び研修プログラムの公表方法 本研修プログラムによる研修医募集は公募とし、臨床研修病院ガイドブックへの掲載や当院のホームページ等を通じて行う。

研修医定員数(予定)
区分 定員
1年次 8名
2年次 8名
合計 16名

研修修了の認定及び証書の交付

2年間の研修修了時に研修管理委員会は総合診療方式における共通研修カリキュラム目標の達成度を判定し、院長に報告する。院長は研修修了と目標達成についての最終判定を行い、研修修了認定証を交付し、その結果について厚生労働大臣に報告する。

研修修了後の進路

2年間の研修修了後は、研修医の希望と法人の受入条件を鑑み、他施設に推薦するか、当法人施設の医員(専攻医)として採用するかを決定する。

病院 診療科
千船病院 総合内科
千船病院 消化器内科
千船病院 腎臓内科
千船病院 糖尿病内分泌内科
千船病院 外科
千船病院 小児科
千船病院 産婦人科
千船病院 麻酔科
千船病院 整形外科
千船病院 病理診断科
神戸大学医学部附属病院 皮膚科
神戸大学医学部附属病院 泌尿器科
神戸大学医学部附属病院 整形外科
兵庫医科大学病院 糖尿病内科
兵庫医科大学病院 循環器内科
兵庫医科大学病院 整形外科
兵庫医科大学病院 リハビリ科
兵庫医科大学病院 泌尿器科
兵庫医科大学病院 脳神経外科
兵庫医科大学病院 眼科
兵庫医科大学病院 精神科
関西医科大学附属病院 泌尿器科
関西医科大学附属病院 精神科
関西医科大学附属病院 麻酔科
大阪医科大学附属病院 消化器内科
病院 診療科
京都府立医科大学附属病院 乳腺外科
京都府立医科大学附属病院 内分泌・糖尿病・代謝内科
金沢大学附属病院 呼吸器内科
香川大学附属病院 整形外科
広島大学病院 整形外科
三重大学附属病院 産婦人科
東京女子医科大学病院 麻酔科
埼玉医科大学総合医療センター 麻酔科
久留米大学病院 乳腺・一般外科
日生病院 糖尿病内分泌内科
国立大阪南医療センター 循環器内科
心臓病センター榊原病院 循環器内科
兵庫県立加古川医療センター 乳腺外科
ベルランド総合病院 小児科
兵庫県立こども病院 小児科
姫路赤十字病院 小児科
済生会吹田病院 小児科
大分県立病院 小児科
東京都立大塚病院 小児科
聖隷浜松病院 小児科
沖縄県南部病院 小児救急
兵庫県災害医療センター 救急部
小倉記念病院 心臓血管外科
さわ病院 精神科