肺がん
肺がんとは、気管、気管支、肺胞から発生したがんです。全身に転移もしやすく、現在はがんの死因No.1となっています。治療の前には病理学的診断(組織や細胞を調べる)と病期診断(ステージ=どれくらい広がっているか)が必要です。病理学的な診断では気管支鏡などで組織を採取し調べます。病期診断にはCT検査(造影)、頭部MRI検査(造影)、PET検査(他院での検査になります)、骨シンチグラフィーなどがあります。現在は肺がんの治療は、がん細胞の様々な遺伝子変異を調べたり、免疫治療が効きやすいかを調べるなど、細分化してきています。治療が進歩していると同時に、非常に複雑になってきています。
治療方法
治療には手術療法、放射線療法、化学療法などがありますが、現時点では当院では主に組織診断やステージの診断、方針の決定などを中心に行っています。また緩和治療なども行っています。
現在当院には呼吸器外科医師が不在であり、また放射線治療もできないため、当院で可能な範囲での診断、治療となります。必要に応じて他の医療機関とも連携して精査・加療いたします。