ちぶねNOW

医療崩壊の危機が叫ばれる中、いまだ終息の兆しが見えない新型コロナウイルス。

当院ではかかりつけの皆さまに安心して外来受診していただけるよう十分な感染対策を行っています。

病院スタッフも毎日体温を測定し、マスク着用、アルコール消毒、診察室の消毒、定期的な換気はもちろん、発熱患者さんとそうでない患者さんが接することのないように患者導線も分けています。

しかし、上記のような感染対策を徹底していても、外来受診に不安を覚える患者さんも多くいます。

（グラフ：産経新聞 調査結果　2020年）

 新型コロナウイルスへの感染が不安で受診控えが進むことは、持病の悪化に繋がることや、大きな病気の発見が遅れてしまうリスクの増大など、決して良いことではありません。

外来受診中の感染リスクをゼロにすることは難しいですが、少しでも皆さんの感染を予防するために、

① マスク着用

② 付添いは少人数

③ 待合での私語は控える（携帯電話の使用は館外で）

④ 帰宅したらしっかりと手洗い、うがい

以上を守っていただけると良いかと思われます。

実は家庭内での感染が非常に多いので、ご家庭では感染を前提とした対応が必要になります。

まずは何よりもウイルスを家庭内に持ち込まないよう帰宅後の手洗いを徹底する。その上で食器はもちろんタオルや寝具などの共有を避けるということも大事になってきます。

少し前になりますが、奈良医科大学より、お茶が新型コロナウイルスを無害化させる効果があると発表されました。最も効果が高かったのは茶葉から淹れた紅茶で、感染力のあるウイルスは１分間で100分の１、10分間で1,000分の１以下にまで減少したそうです。まだまだ検証は必要ですが、皆さまも受診から帰宅された際はうがいにプラスしてお茶を１分間かけてゆっくり飲んでみてはいかがでしょうか。