2020.07.02
咳喘息 (せきぜんそく) の症状と原因|せき喘息ってどんな病気?
リレーエッセイ ~ ドクター編 Vol.22 ~
ここがポイント
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病的な咳は、続いている期間によって3種類に分けられます。
① 急性咳嗽:3週間未満の咳 ② 遷延性咳嗽:3週間以上8週間未満の咳 ③ 慢性咳嗽:8週間以上続く咳
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長引く咳に対して咳喘息といわれたことはありませんか。
咳喘息は、喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒュー)や呼吸困難を伴わず、乾性咳嗽(痰があまり絡まない咳)を唯一の症状とする喘息の一種とされています。
1長引く咳に対して咳喘息といわれたことはありませんか。
長引く咳に対して咳喘息といわれたことはありませんか。
咳喘息は、喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒュー)や呼吸困難を伴わず、乾性咳嗽(痰があまり絡まない咳)を唯一の症状とする喘息の一種とされています。
病的な咳は、続いている期間によって3種類に分けられます。
① 急性咳嗽:3週間未満の咳
② 遷延性咳嗽:3週間以上8週間未満の咳
③ 慢性咳嗽:8週間以上続く咳
急性咳嗽には、風邪などのウイルス感染や、気管支炎などがあります。
遷延性咳嗽は感染後咳嗽(風邪や肺炎が治まった後に咳の症状が残る)がほとんどです。
いずれも自然に治まることが多いため、咳止めなどの対症療法を行います。
慢性咳嗽になると、感染が原因となる可能性は低くなり、咳喘息は慢性咳嗽に含まれます。
咳喘息の咳は、原則的には痰を伴わず、就寝時や深夜から明け方に強く、冷気・暖気、受動喫煙、会話、運動、飲酒、精神的緊張、低気圧などが誘因となることがあります。
咳の出るきっかけや時期、持続期間など問診が大事です。
治療は喘息と同様に、吸入ステロイド薬や気管支拡張薬の吸入を行います。
短期間で効果が出ることもあれば、時間がかかることもあります。
咳の原因が一つではないこともあるため、経過を見ていくことが必要です。
2LINEクイズの答え
Q.慢性咳嗽(せき)とはどれくらいの期間続くものでしょうか?
1)1週間程度
2)4週間程度
3)8週間以上
A.3)8週間以上
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