2020.04.02
運動療法(散歩)のすすめ|血管外科
リレーエッセイ ~ ドクター編 Vol.16 ~
ここがポイント
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血管外科って?
主に下肢静脈瘤や閉塞性動脈硬化症などの足の血管の病気を診察しています。
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下肢静脈瘤・閉塞性動脈硬化症の治療法は?
散歩など「足を動かす」ことです。これを運動療法と言います。
1散歩は運動療法になる
血管外科では、主に下肢静脈瘤や閉塞性動脈硬化症などの足の血管の病気を診察しています。
下肢静脈瘤は下肢に血液がうっ滞する(血液が溜まる)病気で、閉塞性動脈硬化症は下肢の虚血の(血液還流が少なくなる)病気です。手術を含めた治療方法が異なるので、正確な診断と適切な治療法選択が必要になります。
しかし、唯一同じ治療法があります。
それは、散歩など「足を動かす」ことです。これを運動療法と言います。
足を動かすことで、足の血液のうっ滞は減りますし、自分自身の細い動脈が新しく造られ、血液還流量が結果的に増えます。歩くことが治療になります。
正直、私も通勤やお出かけは車を利用することが多く、気が付いたら1日に3000歩ぐらいしか歩かないことが多いです。やはり、歩くことは足の健康を保つために重要ですので、最近はたまに電車通勤をして1~2駅分だけ歩くことにしています。
するとこれまで車で通過していただけで見向きもしなかったところに、珍しいお店屋さん、面白い看板、お地蔵さん、史跡など色々と発見できます。
運動療法というと堅苦しい感じですが、気軽に散歩してみてはいかがですが?
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