2024.06.14
皆様、検診は受けられていますか?
皆様、胃がん検診は受けられていますか?
ここがポイント
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内視鏡検診は必要?
早期治療が大事です
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内視鏡検診のメリットは?
胃がんの死亡率が下がります
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千船病院の取り組みは?
検診を受けやすい体制
1内視鏡検診は必要?
4月から千船病院に赴任しました消化器内科の阪口博哉(さかぐちひろや)と申します。
消化管(食道・胃・十二指腸・大腸)の診断と治療を専門としています。地域の皆様の健康に関して、少しでもお力になれるよう尽力いたします。よろしくお願い致します。
さて、今回は「内視鏡検診」についてお話しします。
皆様、検診は受けられていますか?
私の家族や親戚は、個人や小企業で働いたり扶養内での仕事をしていたりするため、健診を定期的に受けている人があまりいませんでした。そこで、私が消化器内科医になった後、皆を一同に集め、人間ドックを行ないました。すると、治療が必要な者が数人見つかりましたが、幸い皆早期に治療することができ、今も元気に過ごしています。
2内視鏡検診のメリットは?
日本では、内視鏡検診を受けることで胃がん死亡率は23〜71%程度減少することが明らかにされています。また、胃のレントゲン検診と比べ3倍死亡率は低いとされています。これらのデータに基づき、2016年から胃カメラによる検診を胃がん検診として認められています。
しかし、胃レントゲンを含む胃がん検診の受診率は、2016年時点で約40%と依然として低いです。この低い受診率の原因は、自治体や会社の制度の不備、検診受診者の個人的な環境、検診実施施設の問題など多岐にわたります。
3千船病院の取り組みは?
千船病院としては、地域の皆様がより多く検診を受けられるように日々改善に勤めています。当院では胃カメラと大腸カメラを同日に受診でき、受診しやすいと評判です。
まだ胃カメラや大腸カメラの検診を受けたことがない方は、ぜひお気軽にお越し下さい。お待ちしております。