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ちぶねNOW

2025.01.17

院内迅速対応システム(Rapid Response System、RRS)の紹介

院内迅速対応システム(Rapid Response System、RRS)の紹介

ここがポイント

  • RRSの目的とは?

    入院患者さんが急な状態悪化する前に気付き、予期しないICU入室や死亡を早期介入で防ぐことです。

  • 普段どんなことをしているの?

    日々の活動に加え、定期的なミーティングの開催、入院患者さんの急な状態悪化の発生状況の把握や活動状況の評価、症例の振り返り等をするとともに、RRSマニュアルの見直し、院内の職員への研修も行っています。

1院内迅速対応システム(Rapid Response System、RRS)の紹介

院内迅速対応システム(Rapid Response System、RRS)の紹介

当院は、院内迅速対応システム(Rapid Response System、以下RRSと略す)を導入しています。病状の急な悪化やその可能性のある入院患者さんを把握し、必要な対応を行うために、院内迅速対応チーム(Rapid Response Team、以下RRTと略す)が活動しています。

RRSの目的は、「患者さんが重症化する前に徴候を発見し介入することで、予後を改善すること」です。つまり、入院患者さんが急な状態悪化する前に気付き、予期しないICU入室や死亡を早期介入で防ぐことを目的としています。

実際に病棟スタッフから連絡をもらい現場で直接介入することもあります。また、状態悪化の兆候をとらえられるように電子カルテより日々の血圧や脈拍などのデータから基準に引っかかる患者さんを抽出しています。抽出した患者さんを病棟スタッフと情報共有し、必要時は病室に訪問し直接介入することを行っています。

日々の活動に加え、定期的にRRTのミーティングを開催し、入院患者さんの急な状態悪化の発生状況の把握や活動状況の評価、症例の振り返り等をするとともに、RRSマニュアルの見直しを行うことや、院内の職員に研修を行う等の活動もしています。

1人でも多くの患者さんの急な状態変化を未然に防ぐことができ、安全・安心な入院生活が過ごせるように、これからも努力していきたいと思います。

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