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ちぶねNOW

2023.06.05

強力な体重減少効果を持つ糖尿病新薬:マンジャロ

強力な体重減少効果を持つ糖尿病新薬:マンジャロ

ここがポイント

  • 世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬

    GIPとGLP-1、2つのホルモンの作用をあわせ持つ世界初の治療薬です。

  • HbA1c低下効果、体重減少効果

    既存の糖尿病治療薬よりも強力なHbA1c低下効果、体重減少効果が期待できます。

目次

1世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬

世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬

マンジャロは、グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)とグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)という2つのホルモンの作用を持つ、世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬です。

週に1回、ご自身で皮下注射する形で投与する薬剤です。

GIP、GLP-1とも主に小腸から分泌されるホルモンです。以前よりGLP-1にはインスリン分泌促進作用や食欲抑制作用があることが知られ、GLP-1受容体作動薬が糖尿病治療薬として使われていました。GIPもGLP-1と同様の作用があると考えられていましたが、これまで治療薬としては使われていませんでした。

2HbA1c低下効果、体重減少効果

HbA1c低下効果、体重減少効果

マンジャロには強力なHbA1c低下効果と体重減少効果があることが報告されています。図は2型糖尿病患者を対象とした海外での研究データですが、これまでに日本で販売されていた糖尿病治療薬の中で最も体重減少効果が強いとされていたオゼンピックと比較しても、非常に強いHbA1c低下効果、体重減少効果があることが示されております。

この度、2023年4月18日にマンジャロの2.5mg、5mgが日本で販売開始となり、6月12日には7.5mg、10mg、12.5mg、15mgが発売予定となっております。

HbA1cが下がらず、体重減少に苦労されている糖尿病の患者様にとって非常に期待の持てる薬剤と考えられます。

マンジャロについて興味を持たれた方はぜひ一度糖尿病内分泌内科でご相談ください。

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