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ちぶねNOW

2025.01.07

ワクチン接種気にしてますか?

ワクチン接種気にしてますか?

ここがポイント

  • 予防接種のメリット・デメリットとは

    副反応や副作用がみられることがあるものの、実際にかかるよりも症状が軽くなるなどの利点があります。

  • 女性が受けておきたい予防接種とは

    子宮頸がん予防効果のあるHPVワクチン、また妊娠中の女性には風しんの予防接種を推奨しています。

目次

1予防接種の目的

予防接種の目的

みなさん、こんにちは。千船病院薬剤科です。

今回は、新型コロナワクチンで一躍注目を浴びたワクチンについてお話をさせていただきます。

感染症や病気の一部には体の外から侵入する病原体(ウイルスや細菌)が関係する場合があることはご存知かもしれません。感染症にかかると体内で抗体などが作られ、侵入した病原体を攻撃し対応します。このしくみを「免疫」といいます。

「ワクチン」は「免疫」の仕組みを利用して、予め体内に抵抗力を作り出し、病気になりにくくしたり、予防したりするのです。接種後は、注射の副反応や熱や発疹などの副作用がまれにみられますが、実際にかかるよりも症状が軽いことや、周囲の人への影響を少なくするなどの利点があります。

また、最近では、肺炎球菌、帯状疱疹、子宮頸がん、RSウイルスなどのワクチンの積極的な接種も推奨されています。

2ワクチン接種といえば

ワクチン接種といえば

ワクチン接種といえば、毎年のインフルエンザワクチンや新型コロナワクチンはみなさんの記憶にも新しいところかもしれません。これらのワクチンは、ウイルスの株が変化することもあり、毎年(流行シーズン前)に製造株が決められ準備されます。ウイルスの変化が早いと間に合わないことにもなります。インフルエンザは複数の株を同時に接種しています。

妊娠中の女性が風しんにかかると、生まれてくる赤ちゃんに障害がでる可能性があります。妊娠を希望する女性や家族・職場の人も、生まれてくる赤ちゃんのためにも、風しんの予防接種を是非おこなってください。

高齢者への予防接種は年齢・基礎疾患を考慮して接種の検討が大切になってきます。肺炎球菌ワクチン・インフルエンザワクチン・帯状疱疹ワクチン・RSウイルスワクチンなどがあげられます。

女性の方には、HPVワクチンについても検討いただけるとよいかもしれません。

3HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンと子宮頸がん

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンと子宮頸がん

HPVワクチンは日本での導入当初、様々な事情より接種が回避されてきました。使用経験が積まれることで、その接種する異議や価値、副反応の発生状況が再評価され、改めて公費での接種が再開されています。

HPVワクチンは子宮頸がんの前段階の病変予防、子宮頸がんそのものを予防する効果があることが判ってきています。子宮がん検診とあわせて活用してください。

4接種のご相談

接種のご相談

取扱い薬剤や接種費用など各施設で違いがあります。千船病院やかかりつけの先生へ接種のご相談をおねがいします。

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