病理診断科の特色
病理診断科では、患者さまから採取された生体組織を病理医は顕微鏡を使って診断します。米粒より小さな胃粘膜の生検組織から、肺や腎臓といった臓器一塊の手術検体まで、人間の全身を組織形態学から評価する診断に特化した診療科です。
診療内容
病理診断科では、常勤病理医2名、臨床検査技師5名(うち、細胞検査士5名)で診断業務を行っています。診断業務内容としては通常の病理組織学的診断、細胞学的診断の他に、緊急を要する場合の術中迅速組織及び細胞学的診断も行っています。また亡くなられた患者さまの病因究明や生前臨床診断との整合性確認のため、ご遺族の同意が得られた場合に病理解剖も行っています。また病理解剖に付随して、適時CPCを開催し、初期臨床研修医に対する教育機能の役割も担っています。
※パラフィンブロックの保管期限に関して
2024年4月から、内視鏡検体や手術検体などから作成したパラフィンブロックの保管期間を30年間までとさせて頂き、超過したブロックを順次廃棄する方針と致しました。30年を超えての利用実績がなく、院内保管場所に限りがあり、また長期経過したブロックは経年劣化により諸々の検索に適さないなど諸般の事情によるものです。ご了承のほどよろしくお願いいたします。