専門チームによるチーム医療
内科である腎臓内科と外科である泌尿器科・外科(血管外科)が協力して腎センターの診療に当たっています。また、専属の看護師が内科外科両方の診療に参加することで、患者さまの安心につながるばかりでなく、きめの細かい対応ができるようになっています。外来血液透析を行っている千船クリニックとも連携し、万全のサポート体制を整えています。
最適な治療法のご提案
残腎機能を生かし、腎疾患の発症から透析導入、透析後まで継続して治療していくために、経験豊富な腎臓内科医と泌尿器科医、看護師が1人の患者さまをそれぞれの立場から検討し希望に合わせながら最適な治療方針を探っていきます。透析導入に近い場合や腎移植前後の場合、腎臓内科医と泌尿器科医が同じ診察室で共同して診察しています。
血液透析・腹膜透析
腎不全保存期から外来で継続加療を行い、腎不全が進行してきた時点で腎看護外来のサポートを受けながら、今後の治療法を選択していただきます。血液透析の場合、内シャントを作成後、千船病院で透析を開始します。安定して血液透析ができることを確認後に、千船クリニックでの通院透析に移行します。腹膜透析の場合は、腹膜透析用カテーテルを留置後、希望に合わせて入院にて開始する場合と外来にて開始する場合があります。開始後は月に1回千船病院の腹膜透析外来に通院していただきます。腎移植を希望される場合は、腎移植外来に受診となります。
腎移植について
腎移植を希望している、血液透析や腹膜透析から腎移植に変更したい、腎移植についてお話が聞きたいなど、ご興味のある方は是非とも積極的に腎移植外来を受診ください。また、他院にて腎移植され、術後の治療継続の場合も受け入れしています。
血液透析用の内シャント
血液透析用の血管である内シャントの造設術を専門医が行っています。自己の静脈を用いた一般的な内シャントや、人工血管を用いる手術も行っています。場合によっては、日帰り手術にも対応しています。その他、心機能が悪い方には留置型の透析用カテーテルの植え込み術も行っています。また、内シャントの狭窄・閉塞に対するカテーテルを用いた血管形成術(PTA)は随時行っています。