千船病院の特色
当院は大阪市西淀川区に所在し、全20科の診療科を有する地域密接型の急性期総合病院です。年間救急車搬送数は約5000件。急性期患者の診療を主とした第一線の病院で、コモンディジーズはもちろんのこと、超高齢化社会を反映し、複数の病態を持った患者さまの診療経験も可能で、在宅訪問診療施設での研修も経験できます。
また、当院は大阪府がん診療拠点病院であり、2018年より先進医療としてダ・ヴィンチを導入し、泌尿器科や産婦人科だけでなく、外科でもロボット手術が行えるように準備を進めています。
さらに日本肥満症治療学会の肥満外科手術認定施設の認定を受けており、他院では経験できない高度肥満患者の診療も経験できます。
周産期医療は大阪府新生児診療相互援助システム(NMCS)の協力病院であり、大阪府産婦人科診療相互援助システム(OGCS)の準基幹病院です。
また地域周産期母子医療センターとして近畿一円から患者さまを受け入れており、臨床研修指定病院としても着実に実績を上げています。
例年フルマッチの状態を維持し、救急医療や先進医療の充実に主眼を置いた医師の養成を行っております。
指導に熱心な指導医が多い
当院には臨床経験が豊富で指導に熱心なスタッフが多く在籍しており、指導医と研修医の間で実践的な研修が受けられる環境が整っています。また、各診療科の垣根が低いので、容易に相談をすることが可能です。そのため、科を問わずに多くの専門医との交流を持つこともできます。
救急搬送数も多く、臨床研修に提供される臨床症例の数と質に優れている
修了した医師の生涯にわたるフォロー体制
千船病院臨床研修プログラムを修了した者の親睦を図るとともに、生涯にわたるフォローアップ、初期研修医・後期研修医・研修医OBがそれぞれの立場から意見を交換し、千船病院臨床研修プログラムの発展に寄与することを目的とし、『千の船会』という同窓会を組織しております。
毎年1回「千の船会総会」を行い、初期研修医・後期研修医・研修医OBが千船病院のプログラムについて、初期研修中に学んでおけばよかったこと、後期研修の状況、他病院と千船病院の比較などについて議論しています。
臨床研修理念と基本方針について
理念
愛仁会および千船病院の理念に基づき、病める人と社会のために常に働きうる第一線の臨床医を養成することを目的とする。
基本方針
- 1医師として医学・医療の社会的ニーズを認識する
- 2日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、幅広い基本的な臨床能力(態度、技能、知識)を身につける
- 3チーム医療を各職種と連携して実践できる能力を身につける
- 4利他的な態度を身につけ、人間性をもって患者や家族と接し、医師として必要なプロフェッショナリズムを修得する